絵は記号!絵を特別なものと考えず、気楽に考えて描いてみよう!

   2017/08/04

絵は記号 絵を特別なものと考えすぎないようにしよう
 今回はマンガだけではなく、キャラクターイラストを描いてみたい方々にも関連したお話となります。

 今までマンガやアニメを見たりして、一度は自分でもマンガを描いてみたいと感じた人は多いと思います。ですがマンガを描くとなると色々と必要なものが出てきてしまいます。話の構成やコマ割りなどを考えるのもそうですが、その中でも特に多くの人がまず直面する問題と言えば、絵についてではないでしょうか。

 面白いかどうかは抜きにしても、ストーリーや設定は妄想したりなどして簡単に浮かんでくる人も多いと思います。基本的には、ああすればこうなる・こうなればいいな~的なことを考えるだけなので、絵を描くことに比べれば容易なはずです。

 ただマンガを描くためには、それを絵として表現する、という部分が必要になってきてしまいます。ほとんどの人はこの部分で引っかかってしまうことが多いはずです。絵というのは上を見るとキリがない世界でもあり、それぞれに理想とする作風もあるので、尚更ですよね。

 ここではその「絵を描く」という部分について、意識面から触れていってみたいと思います。

次の記事
しっかり頭でイメージして丁寧に絵を描いていこう【絵が苦手な人・初心者向け】



1.絵は記号!絵を特別な難しい物だと考えず、楽に考えることから始めよう
 絵を描かない人や描けないと思っている人の中には、絵に対して特別視しすぎている人や、自分には描けないからと、初めから諦めている人が多いと感じることがあります。

 もちろん全ての人がそうとは限りませんし、共通している悪い描き方など、原因は色々あります。例えば、明らかに諦めモードでロクに考えずに雑に描いているのが分かる人など、理由は様々です。

 しかしまずは技術や描き方以前に、絵に対する考え方の時点でガチガチに固くなってしまっていては元も子もありません。そうなってしまうと、何をするにしても難しく考えてしまい勝ちになり、簡単な事でも冷静に考えられず、難易度が無駄に上がってしまいます。

 特に普段から絵を描いていない人の場合、絵を難しく考えてしまうのも仕方のない部分ではありますが、蓋を開けてみれば実はとても単純な事なのです。

 端的に言ってしまうと、絵なんてものは結局ただの記号の集まりだったりします。

 その記号の組み合わせがどうなっているかで、人物と認識したり、犬や猫のような動物と認識するかなどが変わっていきます。そして、その記号の位置がずれたり形が狂っていたりすると違和感となり、何を表しているのかが分かり辛くなっていきます。

【例】

 へ  へ
 の  の
   も
   へ

 図のようにへのへのもへじ顔(「じ」がないですが…)ですら、配置と大きさ次第で人の顔に見えますよね。

これを更に…

【例】

 へ  へ
 の  の
   ▽  

 こうすれば笑っているへのへのさんデフォルメverになったりします。顔文字などのΣ(´д`;)もそうですが、結局は色々な記号の組み合わせを正しい位置と大きさに配置さえすれば、後は脳内で勝手にそれが何かということを補正して認識してくれます。馴染みのない物や、似たような形が多く識別し辛い物でもなければ、写真や精密に描かれたイラストでなくとも大抵は問題なかったりします。

記号の表現例1

 大切なのは「あるべき場所に、あるべき大きさで記号が置かれているかどうか」です。なお字が汚いのはデフォなので気にしないで下さい(・ω・`)ショボーン

記号の表現例2

 そしてマンガなどのイラストは、その記号となるパーツの描き方や組み合わせで、作風やそれぞれのキャラクターの個性や表情を出していきいます。

・目パーツの書き方の例

・パーツの組み合わせや発展系などの例
パーツの組み合わせ
(時間の都合もろもろで雑にやりすぎたので時間ある時にでも書き直します…その内……タブン)

 配置も人により若干の差はあるものの、最低限の法則はしっかりと守られていたりします。結局、絵なんてものは共通認識による記号の連想ゲームをしているようなものなのです。ですから難しく考えず、単純に何処にどういう記号を置いていけば、どのように見えるのか?と、少し気楽に考えて描いてみては如何でしょうか。

 尚ここでは形をイメージしやすいように記号といっていますが、記号は線の集まりで出来ているので、絵はただの線の集まりと考えるのもありです。

 今回言いたかった事は実際ここまでだったりしますが、せっかくなので少し頑張って練習してみたい!という人向けに、もう少し続きを書かせて頂きます。一気に詰め込むと混乱しそうな人は、一度この時点で軽く練習してみれば良いかと思います。

2.絵を立体的に捕らえて描いていこう
 この部分は今後別の記事でしっかり書きたい部分なので今回は軽く触れる程度にしておきますが、初めの内は簡単に描けるイメージしやすいパーツでいいので、描くものを立体的に捉え、正しい位置に正しい大きさで配置する、という事を意識して感覚を養っていくのが大切です。絵として二次元のキャラを描いていても、表現しているのは結局のところは立体のキャラ(人体)です。

 どれだけ凝ったパーツで描いていたとしても、何処に何があるのか、その位置やアングルの場合に各パーツがどう見えるのか、を立体的に捉えられていないと変になってしまいます。ですから、描こうとしている物を立体的に捉え、しっかりイメージして描いていくだけでも初めはどんどん上達していくはずです。


 ザックリとした図ですが、大体こんな感じに立体で捉える感じです。

 いきなりあれやこれやと言っても混乱してしまうかもしれないので、とりあえず今はパーツを立体的に考える、という事だけ頭に置いておけば良いかと思います。

 最初から扱いきれない難しい凝ったパーツで描こうとすると無駄に難易度が上がるので、あくまで簡単に描けるイメージしやすいパーツの方が好ましいとは思います。とはいえモチベーションやチャレンジ精神も大切だとは思うので、そこら辺は多少冒険するのもアリでしょう。ただし凝ったパーツにばかり意識を持って行かれ過ぎて、立体的に意識する部分が疎かにならないようにだけ注意してください。

 ちなみに描いている時は気づかないけれど、描き終わって時間が経った後に見直すと、アレ?なんかおかしいぞ??となる事がよくあります。悲しいですが私自身も実際しょっちゅうあります。描いている時は意識がそっちに向かず気づけていなかったり、描いている内にその絵に慣れてしまっていたりなど原因は様々です。ですから一度完成した絵でも終わった直後だけでなく、時間が経った後に見直してみるのも良いでしょう。

 また描いている最中、部屋の証明など明るい方向に向けて紙を裏返して透過させると、描いた絵が左右反転になった状態で透けて見えます。そうして確認するとおかしな部分を見つけ易かったりします。デジタルの場合は大体ツールに左右反転する機能がついているので、それで確認します。

3.徐々にステップアップしていこう
 練習して徐々に自信が付いてきたらパーツのバリエーションや、手足といった体の部分など描ける幅を広げていきましょう。

 パーツの描き方は複雑になればなるほどイメージもし辛く、バランスを取るのも難しくなります。他のパーツとの絵的な相性などもあるでしょう。そういった物は自分の頭でしっかり形をイメージして描けるように少しずつ練習していきます。時には資料を見て試したり、人の反応を伺ったり、色々な工夫を重ねて少しずつ感覚を養っていって下さい。他の人が描いた絵を真似たり、模写したりして参考にするのも当然アリです。また、部分的なパーツ単位での練習も効果的です。

 そうして練習していく内に、徐々に自分の作風が身に付き、色々な絵が書けるようになっていくはずです。

 有り勝ちな話ですが、顔ばかり練習して体が描けない!ということもよくある話なので、マンガをはじめ、イラストなどを描けるようになりたい人は、体の方もきっちり練習することをお忘れなく。服とかも色々な形の物に挑戦すると良いでしょう。ちなみに私は服の練習を疎かにしすぎたので、今でもよく後悔していたりします。とりあえず顔だけ描きたいという人は、顔だけでも問題ないですが。

 理想を言うならそれと同時に、正しい人体の骨格や筋肉の付き方も理解していければベストです。更に言うならデッサンやクロッキーなども……。しかしそうなってくると生物や美術の勉強みたいになってくるので、無理にとは言いません。特に初めの内は楽しく描けるようになるのも大切だとは思いますので。とはいえ、やっておいた方が後々後悔が少ないのは確かなので、気が向けば多少なりとそっちも練習してみる事をお勧めはしておきます。

 また、毎回同じアングルや構図を描くのではなく、角度をつけたりポーズを変えたりして色々な絵に挑戦してみて下さい。アングルや構図の詳しい話については、今回はテーマや長さの関係で省かせていただきますが、その内ちゃんとした解説ページを作りたいと思います。

4.注意しておいた方がいいこと「手癖について」
 同じパーツや構図を描き続けていると経験やイメージを元に、なんとなくこんな感じ!というのを手や脳が感覚的に覚えていきます。その感覚になんの疑問も持たずにいると、手癖となって無意識に描きやすいものを描いてしまったり、描きたいパーツや構図に反して、手癖で何でも同じような描き方をしてしまったりなど、悪い癖となって出てきてしまうことがあります。

 何度も描いているからと安心していると、実はバランスが悪かったり間違っていたりするなんてことは割と普通に有り得ます。はたまた都合よく脳内で補正されてしまっているなんてパターンも……。それが完全に身についてしまってからでは修正するのが大変なので、そうならないように気をつけて下さい。何となく描けると、理解した上で描ける、はまったくの別物です。

 ですから絵を描く時はしっかり考えながら、癖に流されないように意識して描いていくと良いでしょう。

 考え方や認識の違いによって手癖の意味合いが変わってくる場面もあるので、手癖の全てが悪いとは思いませんが、ただ単純に手癖だけで描いていると、その内行き詰まってしまう可能性があるのは確かです。

5.最後に
 どこまでのレベルを求めるかにもよりますが、絵事態は消して難しい物ではありません。ただ上を目指すとなると、日々の地道な努力はどうしても必要になってきます。結局は理解したつもりになっていても、実際に練習していかなければ上達にも繋がりません。絵を描きたいけど描けない人というのは、大半が考え方と練習不足から来るものであって、才能どうこう以前の問題なのが殆どです。

 まずは気軽な所からでいいので絵に対する見方を変えて、絵なんて単純!記号の集合体なんだ!と楽に考えてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自分には無理と諦めてしまうより、他の人に出来るなら自分でも出来るはず!と自信を持ってやってみるのも重要だと思います。

 というわけで相変わらずダラダラとした長い文章になってしまいましたが、次回は初心者の人がやってしまい勝ちな、根本的な悪い描き方の部分について触れてみたいと思います。

 余談ですが、こういう文章描いてると自分にブーメランがグサグサと突き刺さっていく気がしますね(д`;)私のライフはもう0よ!!

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しっかり頭でイメージして丁寧に絵を描いていこう【絵が苦手な人・初心者向け】

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