コマ割りや見せ方を意識してまずは描いてみよう!

   2017/08/04

マンガの描き方 練習編その1 (初心者向け)
「コマ割りや見せ方を意識して、まずは描いてみよう!」


 「描いたことがないけど、マンガを描いてみたい!」そんな人も多いと思いますが、いざやってみると本当にこれで合っているのかどうか、自信がなくなってくる人も中には居るかもしれません。もちろん雑誌社などに持ち込みするのであれば、ある程度のお約束もあったりします。しかし、「自分だけで楽しみたい」「WEBで気楽に公開したい」といった理由であれば、方法は基本的に自由です。例えばネットに描いた作品をアップしたいのであれば、それこそノートにマンガを描いてカメラで撮影し、公開するだけでも個人のWEBマンガとしては成立します。

 描き方も出版に持ち込んだりするとかでなければ、ペン入れやトーンを貼って~といった、いかにもな完成原稿状態が絶対条件というわけではありません。(編集部によってはネーム持込OKなどもあったりしますが)

 ですから初めてマンガを描いてみたい人は、とりあえず練習がてらにノートや、その辺にある紙でマンガを描いてみて下さい。余裕があれば道具を揃えて、本格的にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

 ただ覚えておいて欲しいのは、マンガは絵の上手さや仕上がりのキレイさ、書き込みの細かさが全てではありません。あくまでそういった部分は、表現する上でマンガをより魅力的に見せるための方法のひとつです。たしかに絵が上手ければ、第一印象などは良いかもしれません。しかし、絵が上手いだけで話の見せ方が悪ければ、マンガとして台無しになってしまいます。

 まずはコマ割りや、どこにどんなセリフや表現を入れるかなどのメリハリに注意して描いてみて下さい。


まずはマンガを描いてみよう イメージ1
うっかりwin付属のペイントツールで途中データもjpgで保存して画像劣化しまくってしまいましたごめんなさい。

 上のマンガは例えとして、windowsに元からついているペイントツールを使ってマウスでさっと描いたものです。このようにマンガやイラスト専用の道具がなくとも、いくらでもマンガを描く形は存在しています。(手軽さや便利さの違いはどうしてもありますが……)ちなみに後から集中線くらい直線ツール使えばよかったな~とか後になって気づきましたが、そういう失敗も経験のひとつです。

 まんまですが今回描いたものの流れを説明すると、最初の2コマでナレーション風にスライムの紹介を。次に3コマ目で「遙か遠に何かが見えたぞ!?」感を出したかったので、3コマ目を広くとって景色を見せた上で何かに気がつく展開を入れています。そして4コマ目で鳥?が迫ってくるのを強調して迫力を出したかったので、コマを大きく取り集中線や残像感を出す形にしています。

 コマの使い方や表現方法などは人によって違いがあるので、どう表現するのが正解だ!とは軽く言えません。ただ今回の場合「次のページで空から迫って来た鳥のような生物とスライムに何か起こります!続きは次のページで!」といった具合に、次のページを読ませようとしています。サンプル用なので続きは無いですが!

 この他にも「そんなある日のことでした」で次のページに移動する方法や、このページにもう1コマ追加して、スライムと鳥?が激突なり何なりする瞬間を描き、次のページでその後のシーンを強調して描くなど、色々と手法は存在します。このように、どういう見せ方や話の運び方をしたいかによっても、コマの割り振り方は大きく変わってきます。

 ちなみに今回は最低限でやりましたが、段階的に迫ってくる様子を見せたいのであれば、鳥?のズームが入る前に、小さい影が迫ってくるようなシーンを入れると、更に迫ってきてる感が出たりするでしょう。

まずは描いてみよう! イメージ2
こんな感じ。(今度は直接ツール使ったものの、左がフリーハンドなので台無しですが…)

 もちろんマンガとして内容面での面白さも大切ではありますが、コマの割り振りや見せ方が悪ければ、いくら内容が面白くても面白さは半減どころか、激減してしまう可能性もあります。逆に多少内容が微妙でもコマの運び方や見せ方が上手いと、目に飛び込んで続きが気になったり、見ていて疲れにくかったりと、読み進めてもらう面で色々プラスになる面も多いです。

 というわけで長くなりましたが、ざっくりとしたラフな絵ではありますが、こんなものでも一応はマンガです。ですから、まずはノートやその辺にある紙など、身近に揃っている道具でいいのでマンガを描いてみて下さい。そして「ただ何も考えず描く」わけではなく、その中でコマ割りや見せ方を考え、工夫し、時には他のマンガを参考にしつつ、練習してみてはいかがでしょうか。


 参考として付け加え。

 4コマ漫画なら気にする事ではないですが、それ以外なら1ページにおけるコマの数は、多くなりすぎないように注意しましょう。普段は6コマ以内程度に押さえるといいでしょう。
 そしてコマの段数は3~4段以内が良いかと思います。コマの数や段数が増えてくると細かくなって、読みやすさ・見やすさなど色々な面でストレスになる事もあります。展開や表現方法として時々多くなるのは構いませんが、普段はそれくらいに抑えておくと読みやすくなると思います。

 詳しいコマ割りのバリエーション、どういった見せ方があるか等の表現方法やストーリーなどの内容については、後日改めてスポットを当てた記事を書きたいと思います。

 ちなみに分かっていることだとは思いますが、念のため……。

 キッチリとしたマンガを描く描かないに関わらず、アナログの人は、まず鉛筆かシャーペンなど、すぐに消せる物で描い方て下さい。出来ればB以上の鉛筆が好ましいと思います。色々と書き直したりする事になりますので、楽に消せないと地獄を見ることになります。
 漫画を描く手順や画材についても、そのうち解説ページを設けさせて頂きます。

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